日本の梅雨の時期は、雨が多く湿気も高く、窓も開けられずに外にも出られない、そんな季節ですね。空も暗く気分もどんよりします。人によっては息苦しさも感じるかもしれません。
今回は、梅雨の時期に見頃を迎える紫陽花(あじさい)で、雨の日が少し好きになる、そんな楽しみ方をご紹介します。
紫陽花の色の変化
紫陽花は土によって色が変わります。土の酸性・アルカリ性(pH)と、土の中のアルミニウムの量に影響を受けます。
・酸性の土 → 青系の花
・アルカリ性の土 → 赤やピンク系の花
・中性の土(酸性やアルカリ性が混ざった状態)→紫系の花
紫陽花は、酸性の土だとアルミニウムを根から吸収しやすくなり、その成分が花の色素と結びついて青く見えるためです。
しかし、白い紫陽花や品種によっては本来の色のまま変わることがないものもあり、気候や肥料なども影響するので、必ずこの色になるとは言えません。
だからこそ、同じ株でも年によって少し色合いが違ったり、青と紫、ピンクが混ざったようなグラデーションになったりします。これは紫陽花ならではの魅力です。
あそこの土は、酸性かな、アルカリ性かな、なんて想像もしてしまいますね。
紫陽花の魅力
晴れの日は、変化に富んだ美しい花を楽しめます。花の色や形の違いを楽しみましょう。
また、雨の日は紫陽花がいっそう美しくみえるのはなぜでしょうか。水分の吸収により花が活き活きし、雨粒が光を反射させるからでしょう。
晴れの日、雨の日、それぞれ違った表情に注目してみてください。





梅雨の風物詩
一緒に思い出すのは紫陽花の葉に乗ったカタツムリです。昔はよく紫陽花にカタツムリがいて、ゆったりと動いていたのを観察したものです。
カタツムリが紫陽花にいるイメージは、絵本や童謡、梅雨のイラストの影響もあって実際に見たことがない人にとっても想像できるのではないでしょうか。
紫陽花とカタツムリは梅雨の風物詩と言えるでしょう。
しかし、最近カタツムリをほとんど見かけなくなりました。
カタツムリは乾燥から身を守るために、湿気が多く日差しを避けられる場所が好きです。暑すぎる夏や寒い冬は乾燥を避けるため、落ち葉や土の中に潜み、コケや落ち葉、やわらかい植物などを食べる特徴があります。
そのため梅雨の時期、雨の日や雨上りに葉の大きな紫陽花の近くで見かけることが多かったようです。そのことから考えると、最近見かけなくなった理由として
・夏の暑さや乾燥が厳しくなっていること
・庭や公園がきれいに管理されるようになったこと
・住宅地が整備され、湿った草むらや落ち葉のある場所が減ったこと
・農薬や環境の変化の影響
が考えられます。
しかし、いなくなったわけではありません。今でも全国の森林、公園、民家の庭でも紫陽花とカタツムリを一緒に見ることができます。
おうちで楽しむ紫陽花
紫陽花は水分の蒸発が激しく、実際に花瓶に生けても枯れやすいお花です。
そこでオススメなのが、花瓶ではなく、水盤(すいばん)に紫陽花を短く切って浮かべる方法です。水をいれるための広く浅い器があれば、どの家庭でも簡単にできます。
手順
1水盤の水をはる
2紫陽花を水切り(茎を水の中で斜めに切る)する
3水盤に紫陽花を浮かせる

紫陽花を扱うお花屋さんに伺うと、元気がなくなった紫陽花に実践するのは、逆さまにして紫陽花の頭(花)からバケツの水に一晩つけておく方法だそうです。そうすると、紫陽花は活き活きと元気を取り戻すそうです。
ご紹介した水盤での飾り方は、それと似たような効果ということですね。きれいな状態で紫陽花が長持ちします。
さらに長持ちさせるコツ
・水は3日に1回替える
・直射日光やエアコンの風が当たる場所に置かない
さいごに
梅雨の時期に見頃を迎える紫陽花(あじさい)で、雨の日も好きになる、紫陽花を楽しむ方法はいかがでしたか。
紫陽花のいろいろな魅力を知って、お天気にかかわらず紫陽花を楽しめる気分になったでしょうか。
梅雨の時期はまさに紫陽花の見頃です。おうちに飾る紫陽花、散歩、通勤、通学の途中に見かける紫陽花をぜひ楽しんでみてください。





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